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2018年2月 3日 (土)

手ぬぐい染工所レポート②

皆さまこんにちは!

 
前回にひき続き、手ぬぐいの染工所レポートです!
 
手ぬぐいの製作工程は大きく
 
①型紙
②板場(いたば)
③紺屋(こうや)
④水元(みずもと)
 
の4つに分かれており、今回は実際に染料を流し込んで定着させる、『紺屋(こうや)』の作業工程をご紹介します!
 
※前回の①型紙②板場(いたば)の工程はこちらをご覧ください。
 
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↑糊引きが終わって、一反(約24m)の生地がミルフィーユ状に折り重なった状態。
 
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↑染料の原料も様々で、配合によって温度を調節してから注ぎ込むのだとか。
 
前回糊を引いて染めたい部分だけが残るように加工した生地(先述のミルフィーユ状のアレ)に、やかん(といっても注ぎ口は細長く、じょうろのよう)に入れた染料をかけて、作業台下からコンプレッサーで染料を吸引し、生地の裏面までしっかりと染料をしみこませていきます。
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↑手前に染料を入れるやかんと、下がコンプレッサーになっている作業台。
 
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↑生地を作業台の上へ。
 
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↑外側に糊で土手を作って、必要な範囲に染料がいきわたるようにします。
 
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↑やかんから染料を注いでいきます。
 
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↑下のコンプレッサーが染料を吸い込みます。(この瞬間は会場で動画を見るのがお勧めです!)
この作業を表裏どちらにも施すことで、梨園染の特徴ともいえる、絵柄に裏表のない美しい仕上がりになります。
 
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↑染込んだ後のもの。工程前よりも、くっきりして見えます。
 
敢えて違う色を同じ個所に注いで、微妙なぼかしなどの効果をつけられるのも、職人さんの手作業ならではの仕上がりです。
 
作業を拝見していると、やかんをひょいっと傾けて、スルスルスル~っと染料を注いでいるように見えるのですが、実際はやかんはとても重さがあり、初めて持った人にはとてもじゃないけれど巧く扱えないのだとか。
 
一枚の生地に何色か色を使っている場合もありますし、染め分けたりする際の力加減や手元の感覚は、やはり熟練した技術の賜物です。
 
いかがでしたか?
 
こうして染め上げられた手ぬぐいたちは、次の『④水元(みずもと)』の工程に回っていきます。
 
こちらの工程は、次回をお楽しみにヽ(´▽`)/
 
(きくち)

2月 3, 2018 スタッフの声 |

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