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2016年6月16日 (木)

木の香らしからぬ、あまりにも木の香らしからぬ

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木の香といえばマトリョーシカやくるみ割り人形といった、

コレクション物が中心の品揃えでありますが、

たまに上記のような理解に苦しむものが入荷します。

たとえば、写真の夏休みの工作のようなヨット。

かたちも、色遣いも、作りもゆるく、

小学生のときにこんなものを作って池に浮かべて遊んだと

ついつい物思いに耽ってしまうクォリティ。

それなら大人になった現在は、

もっと上手につくれるのかと問われたら、

明日の方向を向いて口笛を吹く以外にないのですが。

 

さて、そんな商品を誰が買い付けてくるのかと

店主としては頭に三連の疑問符がつくのものの、

このようなセンスを持ったスタッフがいることを

誇らしく思ったりもしているのです。

精巧なものや技巧に走ったものだけが、

素晴らしいわけでない。

このヨットをぼんやりと眺めていると、

そんな思いも湧いてくるのです。

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たとえばヨットの前に、ゆるいマンボウの親子を並べてみます。

平和に満ちた世界と安穏とした心持ち。

机上なのに、どこまでも青く広がる大海が目の前に開けます。

 

これが精巧に出来たヨットだと、

操作室が原寸と同じ位置であるか、本物の帆布で出来ているか

と実物大との比較ばかりが頭にこびりついて、

たぶん想像の海が目の前に現れないはずです。

このクォリティゆえの取り留めの無いお気楽な想像の海。

 

今は梅雨の真ん中。ひと月もすれば眩しい夏が訪れます。

親子連れ。恋人同士。親しき友と。

誰もが青く輝く愉しき海へと向かうことでしょう。

 

ちなみに木の香スタッフ全員、海が苦手です。

このヨットが紡ぎ出す海で十分だと思っています。

 

(店主・YUZOO)

6月 16, 2016 スタッフの声 |

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