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2009年11月30日 (月)

マトリョーシカにおける童話の考察について

マトリョーシカにおける童話の考察と、たいそうな題名をつけましたが、

要するに童話や民話をモチーフにしたマトリョーシカの紹介なんです。

Photo

最初に紹介するのは、「シンデレラ」

地味でさえない娘でも、一瞬にして美しくなるときがあるから、

人生を悲観せずに、夢を抱いて生きていきましょうという話ですね。

もしくは土手のカボチャだって

綺麗な馬車に生まれ変われるんだという話です。

このマトリョーシカは、頭や手がついた珍しいデザインで、

なかには魔法使い、意地悪継母、ねずみ、かぼちゃの馬車と入っています。

少しディズニー的な絵が、残念な気がしますが、画期的なマトリョーシカだと思います。

王子様がいないところもポイントかも

3

お次は、同じ工房でつくられている「三匹のコブタ」です。

三兄弟のうち、しっかりしているのが末っ子なのは、

ブタの世界も人間の世界も同じなんだよ、

いざという時は長男ではなく末っ子に頼りなさいという話です。

こちらもディズニー的な絵なのですが、オオカミの服がロシア的なのがよいです。

コブタちゃんを目の前にして、喜んでコサックダンスでもしそうな感じですね。

コブタちゃんには耳がついているのが芸が細かいところです。

しかしコブタちゃんたちは、オオカミのなかにしっかりと収納されています。

ということは、もう食べられているんです

そうとは知らず、それぞれ木の家や藁の家をつくっているのが健気ですね

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最後は「三匹の熊」。

ロシアでは人気のある童話です。

平和な熊さんの家の留守中に、女の子が忍び込んで

スープを飲んだり、ベッドで寝たりと好き放題した挙句、

熊さんに気づかれ、慌てて逃げたという話です。

家宅不法侵入もしくは女の子の空き巣狙いという、熊にとっては気の毒な話です。

そういう熊の家族に同情しているのか、

作者は熊の家族は可愛らしく描いているのですが、

女の子はベルのような独楽のような下膨れの身体にされて、

可愛く描こうという意図がみえません

その熊の家族を同情する気持ち、痛いほどわかります。

というわけで、『マトリョーシカにおける童話の考察』はいかがだったでしょうか

(店主YUZO)

11月 30, 2009 マトリョーシカ |

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